■CALENDAR■
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31   
<<前月 2025年07月 次月>>
■LOGIN■
現在のモード: ゲストモード
USER ID:
USER PW:
■ADMIN■
ADMIN ID:
ADMIN PW:
■NEW ENTRIES■
■RECENT COMMENTS■
■CATEGORIES■
■ARCHIVES■
■LINK■
■PROFILE■
■POWERED BY■
BLOGNPLUS(ぶろぐん+)
■OTHER■

音源レイテンシーレース 2009
というわけで、たまには内容のある?記事をということで。
最近は音源、シンセもソフトオンリーという方も増えたと思いますが、僕のところではハードウェアシンセ、ソフトシンセ、共に活躍中。しかもソフトシンセも鳴らす環境がいくつかあるので(PC違い)楽器として使う場合のそれぞれのレイテンシーを計ってみました。10年前はよく実験しましたがホント久しぶり。それでは出走順です。
[1]S6000 MTP AV→S6000→Protools Analog In
[2]XV-5050 MTP AV→XV-5050→Protools Analog In
[3]TR-Rack MTP AV→TR-Rack→Protools Analog In
[4]STYLUS RMX(E-MU 1820m) MIDISPORT4x4→MIDISPORT4x4→CONSOLE→STYLUS RMX→E-MU 1820m→Protools Digital In
[5]STYLUS RMX(RME Multiface AE) UM-3EX→UM-3EX→CONSOLE→STYLUS RMX→E-MU 1820m→Protools Digital In
[6]Gigastudio 2.5 MIDISPORT4x4→MIDISPORT4x4→Gigastudio→DELTA 1010→Protools Digital In

測定方法はProtoolsでMIDIを鳴らして(MIDI offset=350samples)MIDIアウトをパラってそれぞれのMIDI Inへ。音は同じキックの音(RolandのGMキック TR-Rackだけ内蔵音源)を4つ打ちで100小節録音、一番速い音と遅い音をピックアップしました。ソフトウェアはバッファー最小値に設定。
それでは最速部門の順位の発表です。

1位 STYLUS RMX(RME Multiface AE) -188~-50samples
2位 Gigastudio 2.5 -89~+105samples
3位 XV-5050 -4~+85samples
4位 S6000 0~+101samples
5位 TR-Rack +35~+193samples
6位 STYLUS RMX(E-MU 1820m) +53~+193samples

続いて誤差部門
1位 XV-5050 ±89samples
2位 S6000 ±101samples
3位 STYLUS RMX(RME Multiface AE) ±138samples
4位 STYLUS RMX(E-MU 1820m) ±140samples
5位 TR-Rack ±158samples
6位 Gigastudio 2.5 ±194samples



最速はSTYLUS RMX(RME Multiface AE)でした。ダントツです。2位はGigastidio。ソフトウェアがワンツーでハードウェアを圧倒。ハードのが速いってのが常識のようですが、うちの環境ではそんなことありませんでした。ソフトってだけで「あー、やっぱ遅れるね」なんて言われたりするんですが、先入観じゃないですかね?3位はXV-5050.ローランドは速いってのは昔の実験で知っていたので妥当です。S6000、TR-Rackって言う順番も以前のテスト通り。今回はエントリーしていませんが、この次にE-MUのハードウェアがくるはずです。
普段メインで鳴らしてる1820mはビリでした...残念。

で、誤差レース。実際問題こっちのが重要です。遅い分にはずらしてやればいいだけですから。
こちらは予想通りハードが健闘。XV-5050が1位です。ただ、これは同時発音一音での話。ローランドは同時発音数が増えると途端にタイミングが悪くなります。2位はS6000。XV-5050と違ってRAMで鳴らしてますから大健闘でしょう。3位、4位、5位はどんぐり。で、意外にも割と信頼していたGigastudioがビリ。そういわれてみれば、あまり打点のはっきりした音はGigastudioで鳴らさないので気にならなかったのかな?ま、有機的な音源ってことです(笑)
ソフト勢の敗北の原因はMIDIインターフェイスでしょうね。うちの場合2個かんでますから、そこで誤差が倍近くなっているかもしれません。ほんとMIDIって規格はやっかいです。PC内部完結型で外に出さなければずいぶん違うんだろうと思いますが...STYLUS RMX(RME Multiface AE)が成績良いのもMIDIインターフェイスに原因があるような気がします。M-AUDIOは怪しい?
それにしても200samplesも誤差があるとは...これからは流し込み時ももっと集中しなきゃいけません。

ところで計ってて気付いたんですが、XV-5005、S6000、Gigastudioはおんなじような波形の形ですが、STYLUSで鳴らすと波形の形が変わってました。パッチの作り方が悪かったのか、そのまんまの設定ではダメですね。そういう音の変化も逆手にとって利用できるようになれば利点ですが。

| http://www.freshersgate.com/kumachon/blog/index.php?e=209 |
| 音楽::機材 | 03:56 PM | comments (0) | trackback (x) |

PAGE TOP ↑