2010,09,07, Tuesday
馴染みのスタジオのスピーカーを入れ替えるということで聞き比べに。
写真を撮るのを忘れたのでテキストだけですが... とりあえす最後に感動したいので値段の安い順に聞いていくことにw ADAM A8X リボンツイーターのスピーカー。リボンのイメージで高域が凄く綺麗に出るかと思うとそうでもなく、割とザックリした高域。ちょっと粗過ぎる印象も。ここの質は値段相応。でもウーファーとの繋がりは昔より随分良くなった印象。何より低域のレスポンスが良い。特にアタックよりもリリースでしっかり音が止まってくれる。音質的にはバスレフから出てますって感じのディテイルのハッキリしない部分もあるけど、これはミックスし易いと思います。定位感良し、音量によるバランスの崩れもそれ程でもなく、極小の音量以外なら問題無し。値段以上の性能。 全体的に派手な出音で疲れそうだけどノレル。 PMC モデル名失念(TB2S-AIIかDB1S-AII) 今回の試聴では最下位。興味もそがれたのでモデル名もよく分からない...パワーアンプ部分の取り外せるやつ。 全体的にモヤけた印象で、音が遠い感じ。楽器ごとのバランス自体はとても良いけど、低域はよく分からない。盛り下がってしまってあまり追求せず。 Focal Twin6 Be 高域はツマッタ感じが無く、突き抜ける感じ。ボーカルのシビリアンス成分なんかは他で聞き取れなくても「本当はこうでした」的に再現してくれる感じ。低域はちょっと不足気味だけど質は良し。中域、特に1kより下の基音が集まってくるような帯域が残念。なんか定位にバラツキがあって分かりにくい。高域、低域はしっかり定位してるんだけど...で全体的な楽器バランスは少し悪い。というかアコースティックギターのカッティングが凄く大きく感じた。もしかしたらドライバー一つのモデルだとまた違うかも。 GENELIC 8050 よく知ってる感じの音。少し中抜け気味?でも全体的な楽器ごとのバランスは良好。予想していたけど、試聴したスタジオ、部屋との相性が余り良くなくて低域のモヤモヤした位相の良くない感じはさらに顕著に。癖があるといえば凄くある。 GENELIC 8260 話題のパーフェクトスピーカー。今回はDSP補正は無しだけど、専用ソフトで帯域、位相の補正ができるらしい。今回の部屋とは相性が良くなく、というか完全にオーバーサイズって感じで専用にスピーカースタンドを用意しての試聴ですが、期待し過ぎもあったのか期待の割りには... 帯域ごとのバランスは凄く良い。全部の帯域澱み無く鳴る。特に中域のハッキリしにくい帯域,、300~700位が凄く見える。高域の透明度も結構高得点。アタックのハッキリしたものよりも持続音のディテイルがハッキリ聞こえる為に相互のバランスがとりにくい印象もありますが。 GENELICはスピーカーからの距離次第でかなり低域が変化します。特に8000シリーズ以降が顕著なので背面バスレフが一つの原因ではないかと。このモデルもそこはやはり同じです。デスク下からの低域の回り込みが多いのでは? 僕的に一番NGだったのはセンターと左右の繋がりが悪かったこと。真ん中、右、左に定位してるものは凄く良いのですが、その間の定位が分かり難いというか...少し奥まる感じがする。これは部屋の大きさ、つまりスピーカー間の距離が問題かもしれません。狭い部屋だったので、もっとスピーカー間の距離を空けて使うべきスピーカーかと。是非広めのスペースで聞いてみたいです。もしくはもっと小さいモデルが聞いてみたい。諸々感じた問題点もそれで解消してしまう気が。 今日のスタジオの問題点となる低域の聞き取り難さを解消するという意味ではADAM A8Xが適していそうでした。あ、でも自分の好み的にもアダムかな。次点は8260。大きいスタジオではたしかに良さそうな予感は感じました。 それにしても評判の良いものを「イマイチ」と評価するのは非常に勇気が要りますねw
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| 音楽::機材 | 10:18 PM | comments (0) | trackback (x) | |
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