2013,04,08, Monday
来月のライブの為にも楽器を調整してきました。
ここ数年噂のPLEK。代々木上原のSleek Eliteへ。 何はともあれスキャンということで早速PLEKにかけます。 ![]() で、出てきたデータがこれ。 ![]() 弦の振れるラインと実際のフレットの頂点を結んだライン。 緑のラインと赤のラインが近ければバズが少なく済むということですが、結構ずれている感じがしますね...感覚的にはそんなに状態が酷いわけでは無く、むしろ所有楽器の中でも良い方だと思うのですが、PLEKがそれ以上の精度で計測しているのだと思うことにします。 スキャンを踏まえて、最初は擦り合わせを行わずにロッド調整でどこまで追い込めるか試しました。少しロッドを締めてサドルを上げ、4弦、3弦のナット溝を深くしたところでかなり良い感じ。 気になっていた4弦のバズについてはかなり解消され、ナットが低くなったせいかローフレットがかなり弾きやすい。 ですが、12フレットから上の弦高がかなり上がってしまったのと2弦ローフレットのバズが気になる。 その辺も全部PLEKの画面で広瀬さんは把握されているので、 僕が「この辺が気になるかも」と言えば広瀬さんは「確かにそうですね」となるし、 広瀬さんが「ここ気になりませんか?」となれば僕も「あ、ほんとだ気になる」という意思疎通ができる。 感覚的じゃない数値で話ができるのは非常に時間短縮になりますね。 で、やはり楽器のベストを出しておきたいな、と思ったので、ちょっとふりだしに戻る感じですが、もう一度スキャン。 少しロッドを緩めてサドル下げ。状態としては持ち込みした時より少し締めたくらいなのかな? この状態でいよいよ擦り合わせ。その気になる削る量も事前に分かります。 一番削るのが1フレットで0.1mm程度だそうで、元々感覚的に1フレットが高いな、と思っていたのでGo。 ![]() 削ってる間はすっごい嫌な音するので気が気でならないです(笑) であっという間に出てきて、フレットが低くなった分ナット溝を深くして頂き、サドルを調整。 弦を張り試奏した時はかなり感動しました! 見事に2弦ローフレットのバズが無くなっているし、強く弾いた時のビビリ具合が均一。 ハイフレットもまずまず弾きやすいし。 ただロッド調整で追い込んだ時に比べると4弦のナットが高い感じがしたので、そこだけ少し溝を深くして頂き完成。 ![]() 完成品のスキャンデータは見事に緑と赤の曲線が重なっています。感動。 広瀬さんの説明は淡々としたなかなかの早口なので(笑)たまに理解が追いつかないことはありましたが、説明自体は非常に分かりやすく色々勉強になりました。 PLEK中、広瀬さん所有のCitronの6弦を弾かせて頂きうっとり。 ジョン・イングリッシュ製作楽器の凄さをPLEKデータで説明頂いたり、「こんなヤバい楽器も過去にありました」なんて話も聞かせて頂きながら、気付いたら予定時間を大幅にオーバーしてました。 世界中のPLEKはネットワークで繋がっていて、今日のデータも蓄積されて今後に生かされるそうです。 体験してみてPLEK使わない理由が無いな。という思いです。他の楽器も遅かれ早かれもっていくことになるでしょう。 摺り合わせ用の道具、フレットファイルとか要らないな、もう。 一つ難点を言えば、仕上がったフレットはコンパウンドで磨いたようにツルツル。とはならず、少しざらついた感じです。 ベースではさほど気にならないけど、エレキギターでチョーキングとかする場合は気になるかも。ここは手作業も混ぜた方が良さそうですね。 これで楽器は万全。 弾けない言い訳が無くなりました(笑) 本来の音を取り戻したFenderの音、聴きに来て下さい! 2013年05月10日 Kraftus 1stLive Start : 19:30 Charge : ¥2,800 (+飲食オーダー) Member 熊田豊(Bass) 甲本奈保美(Sax) 木原良輔(Gt) 佐藤昌(Key) 本橋昭宏(Dr) LIVE Music & Restarurant Bar Shock on OPEN 年中無休 18:00~3:00(ラスト・オーダー2:30) TEL:048-259-5776 埼玉県川口市栄町3-8-15 太陽サパールビル5F JR京浜東北線 川口駅東口 徒歩3分
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| 音楽::機材 | 10:13 PM | comments (0) | trackback (x) | |
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