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Crane Song Avocet その2
導入したAvocet。4ヶ月使っての雑感。

まず総合的な音質ですが、ABテストしたわけでは無い上に最近スタジオが新しくなってますから印象、主観です。

質感的には全体的に「しっとりしてる」印象。レンジが広いとよくそんな印象を持ちますがそんな感じです。
で、レンジが広いとたいていおとなしく感じるんですが、これもある意味あてはまります。でもエッジが無いわけじゃなくて、逆にスピード感はかなりあります。特に低域部分。
確実に感じる点は空間、奥行きの表現。定位なんかも凄くわかりやすい。位相をいじったようなエフェクト音も「今スピーカーの15センチ右」みたいに音が見える感じ。
もう少し高域に華やかさがあっても良いかな?とは思いますが、概ね音質的には満足です。

デジタル入力とアナログ入力の音質差です。
これは僕の使ってるLynx Aurora16との比較になってしまいますが、全体的にAvocetの方が腰高。というか硬い印象。腰高だけど、音はAuroraの方が明るく感じます。
硬いというのはある意味「正直」ってことでもありますが。
まず低域はAvocetの方がタイトで硬い。Aurora16の方が少しだけキックが長くなる感じ。低域の量感はAurora16の方が出ていて太く感じます。
中低域はAvocetの方が密度が高いです。ここもAuroraは少しゆるく感じる。
中高域はAurora16の方が前に出る感じ。Avocetは少し引っ込む感じでここらへんおとなしく感じる部分かも。
高域はAvocetの方が出てるってことは分かりましたが、質の違いはまだよくわかりません。
総じてAvocetの方が音が速い感じなので、今までもそうでしたが、今後もデジタル入力を中心に使うと思います。

で、使い勝手の面ですが、良いと感じる点から。

切り替え時の音切れがありません。インプットをアナログ→デジタルだろうがデジタル1→デジタル2だろうが殆ど音切れしません。
これ最高。
GRACEとかは音切れした気がするんで、これだけでも相当素晴らしい機能です。わずかな差をインプット切り替えて比べる時なんかは凄くやり易い。
GAIN OFFSETS機能は便利です。
Protoolsの音量とCDプレイヤーやiTunesの音量を一緒にしてしまうと切り替える度に爆音なんてことになるので、あらかじめ音量を下げておけます。
ちゃんとデジタル入力にも効きます。素晴らしい!
今までもそうしてましたが、専用の機能で音質劣化が少ない。というか無いように感じます。
最初OFFCETS機能が使えなくて故障かと思いましたが、ご丁寧にLOCK/UNLOCK機能が隠れていてLOCKを外すと普通に機能しました。

さて使い辛い点
ヘッドホン、CUE送りの使い勝手が最悪です。
ヘッドホンでチェックしようと思ったら、
1.MUTEボタンでスピーカーからの音を切る。
2.PHONESボタンでヘッドホンモードに入る。
3.ヘッドホンのソースを選ぶ(PHONES/MAIN)
4.メインロータリーエンコーダーで音量調整。
で、スピーカーに戻る時は逆の手順です。
PHONESボタン=SHIFTボタンなので、ヘッドホンモードの時はインプットの切り替えができません。
もう一度PHONESボタンを押してインプット切り替え、でチェック終わったらもう一度PHONESボタンでヘッドホンモード→音量絞ってPHONESボタン押して、スピーカーのMUTE外す。
ってPHONESボタンの出番が多過ぎ。ヘッドホン専用のMUTEを付けてくれれば全部解決するんですが...
しかもヘッドホンの音質はちょっと?です。どうにもシャキシャキというかスカスカな感じです、今のところ。

CUE送りの方は色々方法がありますが、普通にCUEBOXにCRで聞いてる物と同じ物を送る場合、Accessory端子(Dsub25)からLINEレベルのPHONES Line Outっていうのを使うのが普通だと思います。
が、これ本体側のPHONESのレベルかんじゃってるんですよね...
意味不明です。
ということはCR側でヘッドホン使って音量変えちゃうと、Booth側も音量変わっちゃうわけで、CR側は別にヘッドホンアンプ用意しないと。音質も微妙だからそれが最良かも。
本体のPHONES端子とAccessory端子側のPHONES Line Outは実質同時使用できないってことです。しかも!驚いた事にこのAccessory端子側のPHONES Line Out(いちいちナゲーな)はアンバラ出力!
うちは多分大丈夫だろうけど、大きいスタジオはどうするんですかね。
PHONES Out以外にもSource Outっていうのもあるので、これTB Mic Outを混ぜて送るしか無いかなぁ...というわけで別にCue用ミキサーも用意しました...本末転倒感大。
トークバックマイクもゴミみたいなので良いから1つ内蔵しておいて欲しかったなぁ。あ、でも一人でオペレートだとTBボタンのラッチ機能は良いですね。

他にはOut3をサブウーファー用にすることもできるようになったのは良いのですが、L/Rのマージ機能が個人的には欲しかったなぁ。

総じてレコーディングのことはあまり考えてないなって感じですが、ミックス、マスタリング作業は凄くやり易いですね。
ただ全く使わないボタンもあるので、できればヘッドホン専用のMute...(しつこく)

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| 音楽::機材 | 03:49 PM | comments (0) | trackback (x) |

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