アンリ・マティス 「室内、エトルタ」
ああ、どこか誰も知らない所に行って、目をしずかに閉じてじっとしていたい。
ずっと、目を閉じて眠っていたいなって、思うことがあります。
とにかく眠ってしまいたい、眠る、いっとき忘れて眠る、いい考えです。
事実、辛いことが重なったときは眠ってばかりいました。
寝てばかりいると、自己嫌悪に陥ります。
なんて怠け者のだらしない人間なのだろうと益々落ち込んでしまうのでした。
でも、今になって思えば、それはいい考えでした。本当に休むことが必要だったのだと思います。
それを素直に優しく自分に許してあげていたなら、もっと楽だったろうな。
悲しいときは眠る
それにかぎる
神さまが人間に与えてくれた素晴らしいこと
眠る 誰でも眠らなければ死んでしまう
眠りは神さまの胸に抱かれることだ って思う |