加藤文太郎の単独行 新田次郎の「孤高の人」とは少し違う文太郎に出会いました。
年に数回ではありますが、犬連れで(kaiと一緒に)山歩きをしています。
犬連れ登山と言えば、賛否両論あって、生態系を崩すなどの理由から絶対反対を唱える方もいます。ここでは、特にそれについての意見を述べることはしませんが、しごく当然のことながら、私なりにルールをいくつか決めていて、まずはkaiを連れて行くのは低山に限るとしています。私のラインとしては、1500m前後までが望ましいと思っていますが、地域によっても異なりますから一概に決め付けることはできません。
それと、これも当たり前のことですが、決してオフリードにすることはありません。万一のこと、例えば小動物が飛び出したり、予期せぬことが起きないとも限らないので、それに犬が苦手の登山者もいますし、誰もいないと思っていても、ふいに登山者に出くわすなんてこともあり、急に大型犬が飛び出して驚かすことの無いように、どんな場所であってもリードはしっかり持っています。
だから、伸縮式リードはとても助かります。特に下り坂の時には、うまく使うと非常に有効です。ただ、その伸縮式リードの綱が細すぎやしないかと言うことが気になると言えば気になっているのですけれど。
kaiと私の二人連れと言うことは、要するに単独行となり、これまた賛否両論です。この頃は、遭難救助の立場から単独行を止めるように呼びかけていると聞きますが、リスクがあることは承知していても、なかなか単独行者は減らないそうです。
私の場合は、単独行と言う言葉から感じられるような大それたものではなく、一人山歩きと言ったところなのですが、それでも登山であることに違いはなく、単独行に加えて犬連れともなれば、リスクは倍増ですね。
だから、山行を計画したらとにかくとにかく調べまくります。
もちろん、鎖場、はしご、岩場はNGです。犬は苦手ですから。
一緒に行く犬が楽しんでいなければ、意味が無いですし、危険に遭わせないようにするのは飼い主の責任ですから、無理は禁物です。
行く山が決まったら25000分の一の地図を手に入れて、ルートの確認を怠りません。
「山っぷ」という地図を国土地理院の地図センターからダウンロードし、A3用紙2枚に分割して印刷すると丁度良い具合です。
低山でこそ最も怖いのは道迷い、実際山で何度かひやっとしたことがあり、そこで今更ですが、地図とコンパスの使い方を学ぼうと、のめり込んでいます。
地図を読めない女を代表するような私であっても、山歩きを楽しみたいのであれば必須だと思うようになりました。
よく知られている山であれば指導票も多く立っているし、ルートもしっかりしているので、歩行中に地図を取り出す必要さえないかもしれませんが、それでも万一に備えて地図とコンパスは必携でしょう。
登る山の情報をばっちり頭にたたきこんで、装備を点検したら、最後に、山登りの前は必ず家族にどこからどの山へ登るかメール送信、下山後には無事に下山したことを連絡するようにしています。
なんて、さも用意万端整えているようですが、肝心なのは、私がバテないこと、これが難しいのだ!
日頃の運動不足を痛感させられっぱなしで、いつもkaiに励まされ、連れて行かれている私なのであります。この間も戻ってから3日間は筋肉痛でひょこひょこ歩いている始末、情けないです。
でもね、それでも山歩きは楽しい、大層辛いのに、それでも止められない。
なので、できる限りの安全登山を心掛けて行きますので、これからも当分は「女一人 with ワンコとの山歩き」、認めてくださいね。(家族へ)
単独行が無理だなと感じたら、その時は私が山登りをあきらめる時と思っています。 |