昨夜は美味しい料理とワインを家族そろって楽しみ、今朝は少し朝寝坊しました。
休日の朝、目覚めて2階から降りて来たら、一番にすることはレコードに針を載せることです。
今日は、これ「How's everything 渡辺貞夫」
またまた思い出話になってしまうのですが、若かりし頃、毎月のお給料が入ると、とりあえず夫と1枚づつ、好きなレコードを買いました。それだけが唯一の贅沢で、お給料を手にした夜に、そのまま町のレコード屋さんへ駆けつけて、二人でどれにしようか迷いながら選んだものです。
ライブに行くお金なんてもちろん無い、ホント貧しかったからね。
でも、音楽だけはそこらじゅうに溢れていたと思います。
そう言う時期に聴いていた音楽は私たちの心に染み入って、深く深く沁みこんで、今も生き生きと生き続けています。
そんな風に手に入れた1枚がこのアルバムです。
"ナベサダ"のアルトサックスは明るくて、大らかで、本当に心地良い、夢を感じさせてくれます。
将来の夢であったり、過去の果たせなかった夢であったり、ささいな悩みを吹き飛ばしてくれる音楽の力を感じます。
このアルバムの中では、フルートも吹いていてその優しさは飛びっきりです。
今朝は、レコード屋さんでこのアルバムを選んだ時の私たちの姿を思い出しながら、2枚組のレコードを2回繰り返して聴いてしまいました。
「How's everything 渡辺貞夫」1980年武道館ライブ
参加ミュージシャンが凄いです。
DAVE GRUSIN:PIANO
RICHARD TEE:PIANO
ERIC GALE:GUITAR
JEFF MIRONOV:GUITAR
ANTHONY JACKSON:BASS
STEVE GADD:DRUMS
RALPH MACDONALD:PERCUSSION
Tokyo Philharmonic Orchestra |