庭のナツハゼ、真っ赤に色付きました。 秋には秋の美しさ。人生も秋は一段と美しい季節です。
先日、中学の同期会がありました。
随分前から、ワールドカップの年は中学の同期会が開催されると決まっていて、必ず参加するようにしています。
久しぶりに同窓生に会えたのはもちろん嬉しかったのですが、今回はなんと言っても卒業以来ご無沙汰していた恩師にお会いできたことが嬉しく、非常に感慨深い思いでした。時の流れにも負けず、今も美しくお元気な姿に、思わず涙ぐんでしまいました。当時は、私、随分と先生にご心配おかけしてしまった生徒でした。いえ、ワルだった訳ではないですよ(笑)
みんなと近況を報告し合うと、厳しい時代のせいか、中には早期退職を余儀なくされた男子達もちらほら、、4年前の同期会では意気揚々としていた彼らでしたが、その笑顔には少々悲哀が込められていました。
ともすると私たちは勘違いしてしまうことがあるのですが、地位や名誉や金銭で人は幸せになるのではないのですよね。もちろん、それらで人の価値が決まるなんてこともありません。十分立派な肩書きを持っていても、それは直に色あせたものに変わります。仕事関係では無い、人とのつながりを大事にしたいんだと言う目の前の彼の言葉にみんなうんうんとうなずいていました。
それでね、そんな彼がにこにこしながら見せてくれたのは、愛犬の写真でした。そうしたら、次々にオレもオレもと、おじさんたちが携帯の愛犬の写真の見せ会いっこになったのです。おかしいでしょ。でも、本当に私もその気持ちがわかるから、にまにましてしまいました。
なるほど、そんな私たち、結構幸せ者ですね。
笑顔が素敵な魅力ある人に私もなりたいとつくづく思います。
今年77歳になられた恩師のように。
また4年後はどんな顔のみんなに会えるでしょうか。その時まで、私もせいぜい自分磨きに精を出しましょう。 |