何か月か前になりますが、連続ドラマ「ライオンのおやつ」を毎週、楽しみに観ていました。余命いくばくもないと告げられた女性が瀬戸内の美しい島のホスピスで死を迎える物語です。
原作の小説も読みたくて、図書館に予約していました。その本はすごく人気だったらしく、順番待ちの人が3桁になっていました。何か月も待って、ようやく読むことができました。
買えばいいのにとも思うのだけど、とにかく本がどんどん増えてしまうのがいやで、たいていは図書館で借りることにしています。
「ライオンのおやつ」とても良かったです。一気に読んでしまいました。病気になったとき、こんなホスピスに入れたらいいな。こんなホスピスがあったらいいな。
ホスピスを切り盛りしているマドンナさんの言葉がすごくいいのです。
「死って、最大級のオーガズムみたいなものではないか」確かに、そうかもしれません。きっとそうなんだろうなあ。
私にとって、自分の死はちっとも怖いものではなくて、それは冒険だと思っています。これから何が待っているか、わくわくしながらその日を迎えるでしょう。
「ライオンのおやつ」やっぱり、手元に置いておきたいなあ。
文庫もあるので、そっちにしようかなあ。でも、好きな本は単行本で持っていたいですよね。ただいま、悩み中です。
作者の小川 糸さんのご主人って、音楽家の水谷公生さんなんですね。って、これは作品には関係ないことですけれど。
彼女の糸通信 https://ogawa-ito.com/ も素敵なページです。 |