海ちゃんのお気楽生活
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家事の中で何が好き? 2006/04/05
20歳そこそこの頃のこと、ほんの短い間だが外国人のお宅でベビーシッター兼ハウスキーパーの仕事をしたことがある。3歳と4歳の男の子の面倒を見ていた。ブロンドのとてもかわいらしい子達だったけれどかなりのいたずらっ子だったから容易ではなかった。毎日絵本を読んであげたり庭で追いかけっこをして遊んだり、他愛のない時間の過ごし方をしていて、その遊びの合間に、お掃除や洗濯を手伝ったり、食事の支度をするなど結構忙しい中、文化の違いを感じたり興味深い貴重な体験をさせてもらった。子供だからと私も気を許して下手な英語を存分に使っていたし、彼らから学ぶことも多かった。
とりわけ、食事を用意するのは楽しかった。朝はオーブンで焼いたプディングと、トーストか自家製のグランノーラかシリアルにバナナのスライスとミルクをかけて。お昼は蜂蜜とバナナとピーナッツバターのサンドイッチかミンチにしたビーフをただフライパンで転がして焼くだけ、ポテトとにんじんをボイル、ほうれんそうはくたくたに軟らかくゆででバターを落とす。日本人のように素材の風味を残すおひたしではなく、軟らかくなるまでに煮てしまうのが好きらしい。
夕食におでんを作ったことがあったけれど、何だかわからなくて抵抗があって食べてもらえなかったし、すき焼きは生卵がだめだった。反対にピーナッツとレーズンの炊き込み御飯は評判がすこぶる良かった。ふやけたピーナッツであんまり美味しくないのにね。
サラダにメロンを混ぜておいたら、熟していないトマトと思って口に入れてびっくり感激されたり、かぼちゃのシチューは好評だったなあ。とりあえず楽しい思い出!!
さて、家事の中で何が好き?と聞かれたら、断然「お料理!」と答える。単純に周りの人を喜ばせるのはお料理が一番ね。決して上手な訳ではないけれど、お料理するのは大好きだ。お料理を楽しくできるのは、私の心がちゃんとしている証拠。お料理って、いらいらしていたら絶対うまくできないものなのだと思う。かなり想像力を働かせなくっちゃならないしね。
昨日の夕食 私と娘だけだったから手抜きのメニューでチキンのソテー バジルソース。すごく簡単なのだ。
チキンもも肉をこんがり焼いたら、そのフライパンに赤ワインとお醤油、あればバルサミコをちょちょっと加えてソースを作る。お皿に予めスイートバジルの葉を数枚敷いておきそのソースをかけて、チキンを載せてできあがり。簡単で美味しい。あれば松の実をパラパラっとかけたらもっとGOOD。このソースは簡単過ぎて恥ずかしいのだけど、我が家の定番である。ステーキにはこれにわさびを添えて、ポークソテーなら粒マスタードとレモン。
私は赤で娘は白 美味しい食事とワインでおしゃべりしながら一日が終わります。
ちょっとラッキーな日 2006/03/31
午前中からのクライアントとの打合せ。ちょっと憂鬱だ。
そんな風に見えないと言われるかもしれないが、人と会うのが苦手な私である。仕事で人と会った日は、それだけで相当なストレスになって、くたくたに疲れてしまう。机に向かって黙々と作業している方が性に合っているとつくづく思う。
でも今日は、打合せが早めに終わって「そうだ!」と気が付いた。打合せ場所であった竹橋のビルのすぐ隣の近代美術館で「藤田嗣治展」が開催されているのだ。いつもなら、仕事の途中ではそんな事思い出しもしないのに、今日は余裕があるのかな?1つ目のラッキーだ。
スタバでコーヒーを飲んで一息吐いてから、いそいそと美術館へと足を向けた。きっと平日なら空いているだろうと思ったら大間違いで、多くの人達で賑わい、とりわけ中年の女性二人組の多いことに驚いた。そう言えばこの美術館のせいだろうか、竹橋ではビジネスマンに混じって少し着飾ったおば様達によく出会う。土日なら、長蛇の列に並ぶところだろうが、そこはすいすい入ることができて、2つ目のラッキー!
藤田嗣治はピカソをして唯一「彼こそ天才」と言わしめた画家だそうで、パリで最も成功した芸術家の一人である。ずっと昔 晩年に描いた子供をモチーフにした絵を見て、その無表情な眼差しにあまり私にはなじめないと感じたが、今回の展覧会のポスター「カフェにて」には心ひかれた。カフェに一人、ぼんやりと頬杖をついている女性、テーブルには手になじんだ黒いバッグとインクの滲んだ手紙、ワイングラス、幸せでもなく不幸でもない表情 親しみがあって、とても共感できる雰囲気 こんな絵も描いていた画家だったのか。
それと印象に残ったのは藤田の有名な“乳白色の肌"の裸婦の絵の中の一枚、「砂の上で」
砂の上に横たわる2人の優美な裸婦、傍らには赤ちゃんが仰向けにすやすや眠っている。周囲には多くのきれいな貝殻や小さな蟹が細い繊細な線で描かれている。こういう陶器のように美しい白色の絵を見たことがない。
さて、美術館を去り、北の丸公園の満開の桜を遠目に眺めながら、時間があればあの桜並木の下をふらふら歩きたいのになと思いながら、代々木まで用事があったので飯田橋に出て中央線に乗った。そして3つ目のラッキーです。車窓からは満開の桜並木が目に飛び込んできた。幸せな気分になって、ランチはお昼休みの娘と落ち合いそそくさと済ませ、また午後の仕事へといそいそ戻ってきたのだった。
午後はまた別の打合せが続いたのだが、すべてサクサク終わりラッキーな一日であった。
道産子セットが届きました 2006/03/28
息子が一緒に仕事させていただいている北海道出身の○○さんからほたてやいくら、じゃがいも(それも北あかり)、アスパラなどなどが送られて来た。
あれぇ! 本当に送ってくれたんだ! と息子もびっくり。
優しいメッセージまで同封してある。
北あかりはバターでも美味しいけれど、塩辛をトッピングするとより美味しいとかで、塩辛とトラピスト修道院製発酵バターまで、至れり尽くせりです。
本当はこの倍くらいたくさんのホタテだったのですけれど、写真を撮る前にお腹の中に入ってしまった。。。 もう食いしん坊ですみません。
どんなに美味しかったかを言葉にしても伝わりそうにないので止めておきます。
家族みんなで、わいわい言いながら、美味しくいただきました。
○○さん、ありがとうございました。
絶対 CD買っちゃいます。
通販生活 2006/03/27
「私って、もしかしたら衣装持ちかも」
娘がのたまっている。
え? 今頃 気付いたの?
部屋はいつも洋服で溢れているのに。
その上 定期的にアウトレットへ出かけて行くし、しょっちゅう通販会社から箱が届く。そう、洋服がたまってしまうのは、その通販が原因かもしれない。
着なくなっている分を処分してから新しいのを買ったらいいのにと思うがそうも行かないらしい。どんどんたまる洋服は行き場所がなくなって、まさに部屋中洋服だらけになっています。
そこで、押入れを整理して、彼女のためにスペースをあげることにしました。
この頃は人ごみには出たくないので、通販を利用することが多くなってきました。外に出なくてもインターネットで気軽に注文できるので何より時間の節約になるし、衝動買いもしなくなる。
別な意味での無駄な買い物、失敗もあるのだけれど、まずまずいつも満足しています。
化粧品や普段着る洋服、CD、本、雑貨など専ら通販やネットオークションで購入しています。
オークションの達人だった夫に「こんなのが欲しいなあ」と頼んでおくと必ず見つけてきてくれたものだけど.... 今はそうは行かないので「困るわぁ」といいながら、自分で探すしかない。
今でもウォッチリストには彼がチェックしていたもの カメラのレンズやカー用品、アウトドア用品、犬グッズやレコードなどなどたくさん載っていて、いつまでも消えないといいなあと思ってしまいます。
さて、この際娘にもう一つ文句を言わせてもらえば
「彼女の洋服ってハンガーにかけてもずり落ちるものが多いんだもの、いやになるぅ」
ありがと 2006/03/23
夜 知らない携帯番号からの電話
誰かしらと思って、ためらっていたら夫の友人からだった。
お彼岸だからねって。それと携帯新しくなったからって。
なんだか、不覚にも泣いてしまった。
わ? ごめんごめん!
本当は元気にやってます。
ただ夫が代わりに励ましに来たのかと思ってしまいました。
花束のプレゼント 2006/03/20
長かった冬を抜けて、春うららの穏やかな日が続いています。
人ってやはり季節に左右されるのですよね。なぜか、心もうきうきしてきます。
久しぶりに、いつものお気に入りのイタリアンレストラン
「ピノキオ」
で友人とランチをいただきました。ついつい仕事に追われてしまう中でこんなゆったりした時間は貴重です。
そしてドッグランでの友人から託された素晴らしい花束を受け取りました。
色とりどりの花たちが如何にも楽しそうで笑っているように見えます。たぶん明るかった夫をイメージしてデザインしてくださったのでしょう。
家族からは「すごーい!!」の歓声。
花束を作ってくださった方と贈ってくださった方、届けてくださった方の気持ちがいっぱい伝わってきて嬉しい嬉しい一日でした。そして花に思いを込めて表現できるなんて、フラワーデザインって素敵だあと再発見した思いでした。
車好き 2006/03/13
もう20年以上前から、家族ぐるみでお付き合いさせていただいている司法書士の友人がいる。最近思わぬことで随分お世話になってしまいとても感謝している。
さて、久しぶりに会った彼はとても素敵なダンディーな小父さまなのですが、話してみると20代の頃と変わらない。物知りな彼は日常の些細な出来事から、専門的な法律のことまで、私の偏った知識欲をおもしろおかしく満たしてくれる。おしゃべりをしていると尽きない。
彼、とにかく車好きである。
恐らく何台も所有しているのだろうなあと思いながら、「ねえ 今何乗ってるの?」と聞く。
とーぜん メルセデス。それもかなりお高いクラス。
それも、2台?いや3台?
そんなにあってどうするんだ?
その内の1台はゲレンデワーゲン それもAMG
都会派の彼に尋ねる。
「たまにはスキーとか行くの?それとも山の方にドライブとか?」
「いやあ、たまに灯油とか買いに行くよ!ハハ」ですって。
ガレージにそれがあるということで、満足なんだそうだ。
その気持ち、わからなくもないけれどね。
夫もかなり車好きで、買えるはずもないのにお勉強には余念がない。車のことになると目が輝くのである。でもそんな様子を見るのって好きだったなあ。
私が乗りたい車と言えば、かっこだけで決めちゃうので
「やっぱり ポルシェでしょう!!」
kaiちゃんと一緒にポルシェ?いやぁ 似合わない(笑)
ただ、言ってるだけです。
運転技術ないし、もちろんそんなお金ないし(^_^;) そして似合わないし。。
10年選手のレガシィ 大事に大事に、走らなくなるまで乗るつもりです。
春はおしゃれしたいよね 2006/02/26
一雨ごとに春に近づいている。
そろそろ、重たい冬のコートやニットから解放されたいものだ。
そうなると、新しい洋服が欲しくなる。春のコートと靴も。
思い切ってずっと前から気になっているバッグも奮発しちゃおうかな?
などと、あれこれ欲しいものを思い浮かべてみるが、実は本当に欲しいわけではない。
ただ並べてみただけ。
以前のようにブランド物にも、魅力を感じなくなっている。
だから買い物に出かけても、結局は何も買わずに帰ってくるのがおちだ。年を重ねる内にそういう物欲は段々と希薄になってくるのかもしれない。
とは言え、女にとっておしゃれはやっぱり大事です。
おしゃれに気を配っている人を見ると気持ちが良いものですよね。
kaiを迎えてからは、ジーンズにスニーカーの日々。。。
ひらひらしたものを着ていたら飛びついてくるし、ストッキングを履いているとなぜかアキレス腱目指してカプッと来るし、スカートとは随分ご無沙汰している。まして、パンプスなんてとんでもない。
仕事で人と会う日は小綺麗に気を付けてはいるけれど、何しろお昼休みにはkaiとのお散歩が待っているので、どうしてもカジュアルそれも汚れても後悔しないスタイルになってしまう。
あ?あ この冬はスカート一度もはかなかったな。
よし、上質のトレンチコート買っちゃおうかな って言ったら、
「だめだめ、刑事コロンボになっちゃうよ!」と諭された。
ごもっともです。はい
この春のおしゃれもkaiに合わせて、ひたすらアウトドアの路線まっしぐらです。それにしてもいつかは白いパンツでお散歩してみたいものです。
3歳になれば少しは落ち着くだろう、それまでの辛抱とつぶやいたら、「いやいや、あの子はずっとあのまんまだね。ああいう性格だから!」とまたまた家人の一言。
くしゅん!
せっせとお掃除 2006/02/22
最近、家のお掃除に夢中になっている。
この家に住んでもう20年が経つのだ。築20年ともなればあちこち傷んできて建替えを考えていたけれど、思い出が一杯詰まっている家をそう易々とは取り壊せない。
まだまだ、この家に住むんだと心を新たにした。
で、手始めにお掃除を頑張っているというわけです。
古いし、犬はいるし、忙しいし、あれこれ言い訳しながらずっと手抜きの掃除しかしていなかったので気が付けば大変なことになっている。
背が小さい上、近視の私には目が届かなかった上の方が特に汚いのだ。よくよく見れば室内の壁、照明まわり、カップボードの上、洗濯機の上にある乾燥機のあたり、思いつけば限りなくあるので順番にやっつけることにした。
手始めに先週の日曜日、家中の壁に掃除機をかけてみた。わおっ きれいになったなあ。玄関の吹き抜けのところだけはうーん、どうしたものか・・・
キッチンやお風呂をきれいにして、さっぱり。やればできるじゃん!
さあ、しばらくは毎週末はせっせとお掃除する予定。
この家にまだまだ住むぞと決めたからには、じきに屋根や外壁の修理もお願いしなければならないだろう。
あっ 小さな庭だけどウッドデッキもいずれ考えようかしら。
夢は広がるのでした。
真面目にコツコツ 2006/02/19
企画書を書くのに、まる5日間 でもまだ終わらずに休日出勤になってしまった。やれやれ・・・
もう、本当は競合の他社に既に決まっているのかもなんてちょっと弱気になりながら、やっぱりやれるだけのことはしておかないとね。
真面目にコツコツ これが一番
別に特別な成功を望んでいるわけでもないし、まずは自分の仕事が確保できて、生活が出来ていることで満足。
真面目にコツコツ それで、今までもやってきたわけだからね。
これからも同じこと。
続ける
ことって大事なのよ
昔 子供に言った気がする。今は自分に言い聞かせています。
kaiちゃん あなたはいつも真剣で一生懸命 些細なことにも手を抜かない
そんな姿が大好きです。
トニー滝谷のこと 2006/01/25
雪が降った日とその翌日の2日間は家で冬眠していた。
「トニー滝谷」
(監督:市川準 原作:村上春樹 音楽:坂本龍一 主演:イッセイ尾形)のDVDを観た。
村上ファンとしては本当に村上春樹の空気が流れているだろうかと心配しながら、それに物語の内容から恐らく憂鬱な暗い気持ちになってしまうかもしれないことを予想しながら、でもこんな日はやっぱり映画でも観るのが一番と思って、観ることにした。
私の予想に反して、映画は完璧に村上春樹のものだった。
はかなくて美しい映画だった。映像も、音楽も、脚本いや脚本は小説そのものだった、、、
小説にはないけれど、トニー滝谷の泡を大事そうに注ぐビールの注ぎ方も小説の中ではきっとそういう風に注ぐだろうなと思えたし、ブルーのルノー・サンクを洗車する妻は優美で愛らしかったし、洋服も靴もため息が出るほど素敵でそれらを装って歩く妻役の宮沢りえもぴったりだった。イッセイ尾形の大学生役はちょっときびしい気がしたが、しかしそれを差し引いても彼はすごくいい感じだった。誰かのブログで、イッセイ尾形が村上春樹に見えて仕方ないと書いてあったのにはくすっと笑いながらも納得してしまった。
孤独って、淡々と流れて行く日常をすっぽり覆う薄い布のようなものなのだ。
時にふいに襲ってきて、あっと小さな叫び声をあげてしまうこともあるけれど、通常は気が付かずにいながら必ずそこにあるのだ。
誰にとってもそういうものなのだと思ったら、優しくいとおしい気持ちになった。
たぶん、何度となくこの映画を観ることになりそう。
「トニー滝谷」は短編集「レキシントンの幽霊」に収められています。
何よりもお風呂が一番 2006/01/21
冷静と情熱の間-ROSSO(江國香織)の主人公のあおいは何かと言うとバスタブに浸かって時の過ぎ去るのを待つ。
その気持ち とてもよくわかる。
あおいに憧れる女性はとても多そうだけど、私は違うかな。
友達にはなれそうにない。あおいみたいな女性は少し苦手。
あんまり綺麗だから気後れするし、嫉妬してしまうかもしれない。
でも、とりあえず困った時はバスタブに逃げてしまう彼女のことはすごく理解できる。
仕事から帰って、家族が私にかける言葉「お風呂 先に入っちゃえば?」
お風呂に入ったら、私が生き返ることをよく知っている。
へとへとに疲れて、ついつい怒りっぽくなっている最低な私もお風呂に入ったら、ご機嫌、優しいママに大変身。
家族はよくわかっているのよね。
寒い冬はベッドに入る前にもう一度、温まる。
湯船に体を入れたとたん、「うーん」っておじいちゃんみたいにうなってしまいます。
そうだ、今日は庭にあるローズマリーの枝を何本かお湯に入れて温まろうっと。そう思って庭に出たらすっかり雪が積もっていました。
ローズマリー 若返りに効くそうですよ。
蕎麦はもりそばに限るよ 2006/01/08
今日、ラーメンを食べたいなって思って夫とよく行っていた「くりの木」へ。
でもね、私の運転だから3時には間に合わなかったのね。
「くりの木」は3時に閉店。私がやっと到着したのは、3時5分でした。
残念! まっ 仕方ないか。また今度ね。
そこで、思い切って菖蒲JAの食堂へ行くことにしました。
そこは夫と最後の食事をした場所。
お蕎麦好きな彼の最後の食事はざる蕎麦でした。
いつもは「もりそば」を頼むのに、食券を間違えて買ってしまったらしい。蕎麦の味は「もり」に限るよといつも言っていたのに。
蕎麦はこんなにいい線言ってるのに、汁が今ひとつだなあ。残念だなあ。と言っていた。
蕎麦湯があったらいいのになとも。
ねっ 蕎麦湯はあったのよ。私今日、いただいたからね。
いつもは肉うどんにするのだけど、今日は残念ながら売り切れ。
だから、彼が最後に食べた「ざる蕎麦」を注文した。
お蕎麦が光っていて、美味しかった。そう、お汁はもうちょっとかな。
一人でいただく、お蕎麦。
なんだか貴方がいないのが不思議で思わず捜してしまいそうでした。
カサブランカ 2005/12/31
あと数時間で2005年も終わろうとしています。
今年一年、本当にありがとう
心からの感謝と愛を込めてカサブランカの一輪をあなたに。
その香りも届きますように。
♪悲しさを微笑みに見事すりかえる♪♪? 2005/12/21
この2ヶ月は音楽を聴いたり、本を読んだり、映画を観たりはなるべく避けて過ごして来た。
何かに触れたら嵐のように悲しみが押し寄せて来てしまうから、そういう場面には自分を遭遇させないようにと努めてしまう。
車の中でもラジオのみ。
テレビはニュースとサッカーのみ。
仕事中も音楽なし。
読み物は新聞のみ。
休日はできるだけ外出する。
でも、ある時思い切って彼の枕に頭を乗せてみた。
そうしたら、彼の手を振っている姿がはっきりと目の前に見えた。
あまりにも悲しそうな顔でこちらに一生懸命 手を振っている。でもその内 悲しそうな顔は微笑みに変わって行き、笑顔に変わって行く。
私にとっては彼との別れだけだが、彼にとっては私との別れ、子供たちとの別れ、飼い犬との別れ、兄弟との別れ、友人との別れ、すべてとの別れが一挙にやって来たのだ。それを受け入れることはさぞ悲しい作業であっただろう。
私を励ますように、最後は一生懸命に笑って見つめてくれたんだね。
読んでくださった方、こんな話題でごめんなさい。
今年も残りわずか。私にとっては、今年は感謝の年となりました。
写真はkaiパパと飛鳥です。
贈り物 2005/12/04
九州宮崎から、小さな荷物が届いた。
優しい一言が添えられて。私はもう、胸がいっぱいになる。
これからは、コーヒーもお茶もいつもこのお茶碗で飲もう。
勘さんとかなこさんは現在九州宮崎で作陶しておられるが、12月には栃木にお引越しの予定と聞いている。新しい窯を作ってこれからまたご苦労だと思うが、まだ若いお二人、是非頑張ってほしい。
何年も前に、夫が大きな焼き締めのプレートに魅せられてからお付き合いが始まった。そのプレートは今も大切に私の手元にある。一生 大事にしたい。
両手を広げて、迎え入れてくれるような温かさと広さを感じる器たち。
勘さんが言ってた、「ゆっくりが一番、それがいい」
KafkaontheShore 2005/12/02
村上春樹の「海辺のカフカ」がNYタイムズ今年の10冊に選ばれたと聞いた。
英語版「Kafka on the Shore」
やっぱりねという気がしたけれど。。。
村上春樹さんのファンと言ったらなんだか気恥ずかしい感じがして
(ごめんなさい、村上さん あまりにも貴方が人気があるからです。)
あまり人前では言わないけれど(もう告白してる)、かなりの村上フリークでございます。
すべての作品は何度も何度も繰り返し読みまくっている。今でもお気に入りは「羊をめぐる冒険」なのだけど、「海辺のカフカ」も捨てがたい。
これほど、どきどきして一気に読みきった小説はいまだかつてなかったです、ほんとに。
羊男や鼠、双子こそ登場しないけれど、過去の作品同様 虚構と現実が交錯する不思議な世界が広がっていて、私の好きな村上春樹らしい作品だと思う。
登場する人物はまたみんな魅力的なのですが、私はなんと星野さんが大好き。そう言ったら、娘は「意外?」と目をまるくしていたけれど。面食いの私らしくないとのことでした。ごめんなさい、星野さん。
どの作品もそうだが、想像力を否応なく掻き立てられすっぽり村上ワールドにはまってしまったら、もう抜けられないのです。
冷たい雨が降る午後にベッドにひっくり返って読みたい本
夢中になって、気付いたらあたりが暗くなっていて、「えっ もうこんな時間?」なんてびっくりしてしまう。
明日はそうしよう!
エピソード 2005/08/09
昨日のこと
いつもは残業で遅い娘から「今日は早いよ」とのメール。
帰りの時間が同じになったので、待ち合わせて夕食の食材を買いにスーパーへ。とは言えもう8時近かったので、店内はそれほど混み合ってはいない。すると、4歳くらいの男の子がわんわん泣き叫んでいる。
「おかあさーん!!」
どうやらお母さんとはぐれてしまったらしい。そんなに広いフロアではないけれど、彼にしてみたら通路は迷路の様。ぐるぐる廻ってみても、お母さんは見つからない。もう、心細くて悲しくて涙が止まらない。男の子は号泣するのみ。
すると我が娘が「あれ? 確かあの子のお母さんって、黒いワンピース着ていた人だ」
なかなか、観察がするどい。
レジの方へ歩いて行くと、そこには黒いワンピースの女性。
「あっ 彼女だね」
「そうそう」
「どうしようか?」
一旦、彼女に「お子さんが探してましたよ」と声をかけようとしたが、
すでにせっかく列に並んでいるので、それも可哀相かな。
それに万一、彼女がお母さんじゃなかったらまずい。
彼女はちっとも、子供の心配をしてきょろきょろしている様子もない。
やっぱり違うのかな?
私 「ねえ ○○ちゃん 男の子 連れてきて!」
それとなく、私は彼女を見張る。どこか行ってしまいそうだったら声をかけるつもり。
娘が男の子に近づくと、すでに他のおばさんが
「あらぁ、お母さんいなくなっちゃったの?」
娘 「あの、お母さんはあっちにいるので…」
おばさん「あら そう」
娘 「ぼく あっちにお母さんいるよ」
手を引いて、連れてきたら彼女はすっかり恐縮している。
やっぱりお母さんだった彼女 「すみませーん。だめじゃないのぉ。ちゃんと側にいなくっちゃあ」
男の子はしゃくりあげながら、彼女のスカートにしがみついていた。
やれやれ、ほっとした。
でもなんだかほんわかな気持ちになった。
そう、男の子には今はお母さんだけが頼りなのよね。
画像はないので、意味は無いけど先日の花火 アップしてみました。
私の一冊 2005/07/28
「今 何を読んでるの?」というのは親しい友人や家族での挨拶の言葉。でも、普通には何を読んでいるかとか、好きな作家は誰とかはなかなか明かしたくはないよね。だって なぜだか心の一片を見られてしまう気がするから。でも誰かにすごく話したくなる、教えたくなることもあります。
確か高校生の頃 タイトルに引かれて購入した本です。【愛ある思索 串田孫一】 あの頃は本の中にもあるように「頭をかかえて幸福を考えていた」のです。この本に出会って以来、串田さんの誠実で豊かな温かい言葉は、いつでも私の隣にありました。これからもずっと、本箱のちょうど真中で私に「元気出して」と言ってるかのように居続けてくれるでしょう。
串田さんが今月8日に亡くなられたことを知った。実際にお目にかかったことはないけれど、いつも励ましてくれた叔父のような存在の人が亡くなってしまったようで寂しい。訃報を知った時には、ふーっを息を吐いて空をずっと見上げたくなった。
詩集とコーヒー 2005/07/18
本箱を眺めての一冊、谷川俊太郎の「朝のかたち」を久方ぶりに読んでみた。
掃除機をかけながら、家中を眺めている内にふと本箱の前で立ち止まって、うーんこれってどんなんだっけと思いながらめくり始めてしまうことがある。そこでしばし お掃除は中断・・・ 今日はその結果 谷川さんとお付き合いすることになった。
谷川俊太郎は、好きな詩人の一人。「愛のパンセ」[二十億光年の孤独」「うつむく青年」などまずはその素晴らしいネーミングに引かれてわくわくしたもの。「ぺ」なんて変なショート集もあった。いつもその洗練された新鮮な言葉にうっとりしていた。
他に金子光晴、三好達治、それから高村光太郎 暗記するほど読みふけったこともあったな。ここ数年気になっているのは、白石和子、以前見かけた「子羊の・」が気になっていつかはちゃんと調べてみようと思う詩人だ。
詩集を読んでる時間はさも時間を無駄遣いしている気がする。小説と違って結末がはっきりしていない。自分で答えを見つけなければならないこともある。でもその浮いてる時間がいいのかな。何も手元に残らなかった時間。つかめそうでつかめなかった時間。
やれやれ なんとも言葉には言い尽くせないのだけど、コーヒーを一杯 鼻で深呼吸しながら味わってみる。サイフォンで煎れたコーヒーがすーっと下に降りてくるように、それはそれは気持ちの良いものだ。
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