| 11年ぶりに訪れました。仕事もあるし、当分は長い旅行はお預けと自分に言い聞かせていたのに、ある日、突然思い立って、エアチケットを手配してしまいました。 
 「自分がしたいと思う時にしたいことをする。そのうえ、それを思う存分生きる」フランソワーズ・サガンの『心の青あざ』からの引用です。
 と言ってもその後に、こう記されています。
 「それを思う存分生きるという私の不幸な運命を思う時、私は嗚咽したくなる。」
 そんなに単純なことではないのですけれど、人生は儚いと思えば「やれる時にやる、したい時にする」というのは、一理あるわけです。
 
 セドナの空は群青色と言ってもいいほど深い青色です。
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